ベルばらに慣れてきた [舞台・観劇]
今年の宝塚歌劇は来年の100周年に向けて再演モノが多いのです。
なんで100周年にむけたら再演モノばかりになるのかはよく分かりませんが。
今年の公演は「ベルサイユのばら」から。
タカラヅカに興味ない人でも聞いたことのあるタイトルですよね。
「ベルばら」にはたいてい「役替わり」というものがあるのです。
そんなのがあるので今回は2公演観ました。
おっ、そういえば初めて「役替り」というものを観たのだわ。
ゆひたんがいなくなってもまだ“初めて”のことが残ってましたわ!
あと、月組さんのトップスターと準トップとかいうものの役替わりも初めて観てきました。
宝塚グランドロマン
『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編-
~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~
脚本・演出/植田紳爾 演出/鈴木圭
1月12日(土)の龍真咲(まさお)オスカル・壮一帆さん(えりたん)アンドレ特出と、
2月3日(日)の明日海りお(みりお)オスカル・龍真咲(まさお)アンドレ の公演を観ました。
もともとはS席での1回のみの観劇にしようかとも思ったんだけど、B席で2回観た方が安いことに気付いたのでね、ならば役替わりをみてやれ!と、遠目から観てまいりました。
そもそもワタクシは「ベルばら」が苦手で、過去2回しか観てないけど毎回幕が開いて早々に鳥肌が立ってたのです。 興奮しての鳥肌ではありません。 さぶー・・・の意味での鳥肌、つまり“サボイボ”ですな。 あのピンクピンクしたオープニングがダメだったんですね。
ところが今回3回目の観劇で、慣れました。
オープニングで鳥肌が立つこともなく、オスカルに疑問符を持つこともなく、もう慣れた!
なんで今回は大丈夫だったんだろう?と考えて、その理由の一つは今回観た2公演とも、
オスカルを演じる生徒の学年 < アンドレを演じる生徒の学年
だったからかもしれない。
トップスターがオスカルを演ることにどうもワタクシは違和感があるのですよ。
だってオスカルって女の子なんですよ?
「アンドレ」ってなるんですよ。
カッコよさNo.1の立場のトップスターがそれをやるのはどうよ。 幼馴染でずっと見守ってくれてたアンドレのほうが相当かっこええわ。 と以前までは思ってました。
基本トップがオスカルで2番手アンドレなので、それであんまり腑に落ちずに観ていたのかも。
今回は両方とも学年上の方がアンドレなので、そばでずっと見てくれているアンドレというのもすんなりと受け入れられたのかもしない。
今回ももし、まさおオスカル・みりおアンドレを観てたらまた「なんだかなー」感が
あったかもしれないな。
だからまさおオスカルとえりたんアンドレは良かったな。
みりおオスカルは予想通りにめちゃめちゃ可愛かったなー
でも中身がめちゃ女の子だったのはまさおオスカルだったなー。 「アンドレ」だもんな。
で、やっぱりトップスターに2番手役をさせる役替わりなんてやっちゃいけないなぁ。
トップが主人公より先に死んで舞台からいなくなるとか、ダメだ。
でも、それで一番しんどいのはそんな役替わりをさせられている2人ですよね。
この公演で月組でのその制度もおわって二人は別々の組になっちゃうので、離れ離れになるのもまた悲しいけど。
エンディングの白馬の馬車で宙を舞うのは、事前の情報を聞いていたので心の準備ができていましたよ。 あれも含めて「ベルばら」はタカラヅカの歌舞伎演目なんですものね、これからも。
上にあがるときガックンガックン揺れているのが笑えましたけど、それも乗っている二人がいちばんたいへんでしょうね。
とりあえず、4月の「ベルサイユのばら」-フェルゼン編-も観に行こう。 まっつアンドレ~
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